普段から筋トレをしているのに?五十肩の本当の原因と根本から改善する方法|デスクワーク 50代男性【症例レポート No.36】

デスクで作業中の男性が、肩の痛みに苦しんでいる様子。彼はスーツを着ており、右手で痛む左肩を押さえ、表情には辛そうな様子が見て取れます。肩の痛みや五十肩の症状を表現したイメージです。
やすいゆたか整体院の院長、安井豊のバストアップ写真 - 施術実績10万人以上の信頼と経験を持つ柔道整復師
院長:安井 豊

当院では、整体歴27年、のべ10万人以上の施術実績のある私が、安心・確かな整体技術ですべての方を担当しています。

症状だけにこだわらず、どうしたらその人が良くなっていくかを考えます。

体全体をみて、根本的に改善するための道筋を一緒に見つけていきます。

実際に来院された方の例を紹介していきます。

※このレポートは個人の体験であり、すべての人に同様の効果が出るわけではありません。

クライアント情報

  • 50代 男性 
  • デスクワーク

症状

  • 肩の痛み
  • 痛くて手が上がらない

経緯

  • 2年ほど前から左肩に違和感を感じ始めた。
  • 水泳や筋トレをしているときに動かしにくい感じがあった。
  • だんだん違和感が強くなり、一年前ぐらい前に痛みを感じるようになってきた。
  • その頃に整形外科を受診し、いわゆる五十肩ですねと言われた。
  • 筋力をつけるように言われたが、普段から十分トレーニングはしているので、納得はいかなかった。
  • その後もだんだん痛みが強くなり、今では日常生活でも支障が出るようになってしまった。
  • 妻の紹介で来院した。

検査・施術

四十肩・五十肩運動不足が原因だと言われることがあります。

でもこの方のように十分に運動されていてもなってしまうことがあります。

なぜなら肩の動きには筋力や柔軟性よりも、バランスが最も重要だからです。

肩そのものの動きには4つの筋肉が関係します。

手を挙げるような肩の動きには5つの関節が関係します。

このように多くの筋肉や関節がバランスよく協力しあっています。

どこかひとつでもバランスが崩れると不調が出てしまいます。

四十肩・五十肩はこのバランスを回復させることが最も重要です。

また、僧帽筋という首から肩・背中にかけての筋肉は自律神経の影響を受けやすい筋肉です。

そのため、自律神経を整えることも必要になってきます。

人体の骨格図において、僧帽筋の位置が赤くハイライトされている図。肩から背中上部にかけて広がる筋肉を示している。

お体をみせていただくと、首から肩にかけての僧帽筋がとても硬くなっています。

肩の関節を軽く動かしてみると、中で引っ掛かっているような感じがあります。肩甲骨の動きも悪く、鎖骨・肋骨にもゆがみがあります。

首や背骨・骨盤にもゆがみがあります。

今挙げたすべてが肩の不調に関連しますので整えていきます。


肩周りの筋肉の硬さは自律神経の乱れの影響が大きいので、まずはここから改善していきます。

自律神経が整うポイントを探して、そこに施術します。

神経反射を利用した一見軽く触れているだけの施術です。自律神経の働きが回復しますので、短時間で筋肉が緩みます。

確認してみると硬かった首から肩にかけての筋肉がフニャフニャになりました。

筋肉が十分にゆるんだ状態で首・背骨・骨盤・鎖骨・肩・肋骨の調整をしました。


施術後、肩の動きを確認していただくと

「あっ!動きます!このぐらいあげるとちょっと痛いですけど、さっきより全然楽です!」

とお喜びいただけました。

経過報告

2回目

  • 自律神経のバランスが乱れている。
  • 骨盤のゆがみが戻っている。
  • 首・背骨・鎖骨・肩に少しゆがみがある。
  • 肋骨は正常。
  • 肩甲骨の動きが少し悪くなっている。
  • 僧帽筋が再び硬くなっている。
  • 肩の痛みは少し楽なっている。
  • 痛みなく動かせる範囲が少し広がった感じがする。

4回目

  • 自律神経のバランスがやや乱れている。
  • 骨盤・背骨・鎖骨に少しゆがみがある。
  • 肩・肋骨は正常。
  • 肩甲骨の動きがやや悪い。
  • 僧帽筋の硬さが少しある。
  • 肩の痛みはより楽になっている。
  • 痛みのない範囲では楽に動かせるようになった。

8回目

  • 自律神経のバランスがやや乱れている。
  • 骨盤・背骨のゆがみが少しある。
  • 鎖骨・肩・肋骨は正常。
  • 肩甲骨の動きが良くなった。
  • 無理に動かさなければ肩の痛みは感じなくなった。
  • 肩の動く範囲が広がってきている。

12回目

  • 自律神経のバランスは正常。
  • 骨盤のゆがみが少しある。
  • 背骨・鎖骨・肩・肋骨は正常。
  • 肩甲骨は十分に動くようになっている。
  • 肩の痛みはほとんど感じない。
  • まだ可動域は十分ではないが、手が楽に上がるようになった。

メンテナンスフェーズへの移行

  • 状態が安定してきたので、これ以降、再発防止と良いコンディションを保つためのメンテナンス的な通院に移行する。
  • 肩の可動域はまだ改善の余地があるので、セルフケアを続けていただきながら、定期的に様子をみていく。
  • 自律神経と体全体のバランスに留意しながら、2~3週間に1回の通院で経過を観察していく。

まとめ

四十肩・五十肩はもちろんのこと、肩の症状には周りの筋肉の状態が大きく影響します。

また、肩周辺の筋肉の状態は自律神経も深く関わります。

そのため、筋肉のバランスを整えるためには自律神経の乱れを改善することが重要な要素になります。

四十肩・五十肩は改善までに年単位の長期間を要することも少なくありません。

なるべく早く改善するためには、自律神経を整えていくことが必須だと、当院では考えています。

やすいゆたか整体院の院長、安井豊のバストアップ写真 - 施術実績10万人以上の信頼と経験を持つ柔道整復師
院長:安井 豊

1回だけで根本改善とはいきません。整ったお身体の状態をキープしていただくことが必要です。

どうしたらいいコンディションを保つことができるのかを一緒に考えて、実践していきます。

なかなかスッキリしない痛み・コリ・しびれでお悩みの方はぜひ当院にいらしてみてください。

一緒に根本改善を目指していきましょう!

整体歴27年、のべ10万人以上の施術実績のある私が、安心・確かな整体技術ですべての方を担当します!

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