院長:安井 豊
当院では症状だけにこだわらず、どうしたらその人が良くなっていくかを考えます。
体全体をみて、根本的に改善するための道筋を一緒に見つけていきます。
実際に来院された方の例を紹介していきます。
※このレポートは個人の体験であり、すべての人に同様の効果が出るわけではありません。
クライアント情報
- 40代 女性
- デスクワーク
症状
- 左肩の痛み
- 痛みで手が上がらない
- 動かすと痛む
経緯
- 一年ほど前に発症。
- 整形外科を受診。
- 骨には異常なし。いわゆる四十肩だと言われた。
- 痛み止めとシップを処方され、リハビリにも通っていた。
- 6ヶ月ほど通ったがあまり変化がなかった。
- そのためリハビリはやめて整骨院に通った。
- 電気療法とマッサージやストレッチのようなことをやっていた。
- ここも6ヶ月ほど通った。
- 少しは痛みも減り、動きも良くなったが、ある程度以上には改善しない。
- もっと良くなるはずだと思い、当院に来院。
検査・施術
四十肩・五十肩の場合は肩関節だけではなく、鎖骨や肩甲骨の動きも改善させていく必要があります。
なぜなら肩・鎖骨・肩甲骨というのはセットで動いているからです。
さらに、これらの部分を動かす筋肉は首から神経がきていますので首の状態も改善する必要があります。
お体を見ていくと、確かに肩関節の動きにまだ制限があります。
でもそれ以上に鎖骨・肩甲骨の動きに制限があります。首・肩周りの筋肉もかなり硬くなっています。
特に肩から骨盤にかけての筋肉・広背筋が左側だけ固くなっています。
これらすべての状態を改善するために、自律神経を調整して筋肉を柔らかくする施術を行いました。
揉んだり、無理に動かすようなことはせず、そっと触れる程度の刺激で神経を活性化します。
神経の伝達が正常になると、硬かった筋肉がすべて柔らかくなります。
施術後、肩を動かしていただくと痛みは少し残っているものの、随分と動きが良くなりました。
経過報告
2回目
- 自律神経のバランスがやや乱れている
- 広背筋左側下部が再び硬くなっている。
- 首の動きが少し悪くなっている。
- 鎖骨のゆがみが少しある。
- 骨盤のゆがみが少しある。
- 左肩の痛みはまだあるが、動かしやすくなった感じがする。
4回目
- 自律神経のバランスがやや乱れている。
- 広背筋左側下部が再び硬くなっている。
- 首の動きは正常。首の筋肉の硬さはない。
- 鎖骨のゆがみが少しある。
- 骨盤のゆがみが少しある。
- 左腕を前から上げる動作は痛みなくできるようになった。
- 横から上げるとまだ少し痛む。
8回目
- 自律神経のバランスは正常。
- 広背筋左側下部の硬さが少しある。
- 首の動きは正常。
- 鎖骨のゆがみはない。
- 骨盤のゆがみはない。
- 日常生活で左肩の痛みを感じることはほとんどなくなった。
- 左腕を横から上げる動作も痛みなくできるようになった。
- 手を後ろに回す動作は不安と痛みが少しある。
メンテナンスフェーズへの移行
- 状態が安定してきたので、これ以降、再発防止と良いコンディションを保つためのメンテナンス的な通院に移行する。
- 四十肩・五十肩の場合、痛みが出たときにはかなり症状が進んでいるケースが多い。一旦痛みがなくなっても、再発したり、動きが悪くなってしまうこともあるので、慎重に経過観察していく。
- 2~3週に一度の通院で様子をみていく。
まとめ
日常生活の中で、無理のない範囲で少しずつ動かしていっていただくとさらに痛みは減り、動く範囲も広がってくるでしょう。
院長:安井 豊
1回だけで根本改善とはいきません。整ったお身体の状態をキープしていただくことが必要です。
どうしたらいいコンディションを保つことができるのかを一緒に考えて、実践していきます。
なかなかスッキリしない痛み・コリ・しびれでお悩みの方はぜひ当院にいらしてみてください。
一緒に根本改善を目指していきましょう!