【整体】施術の本質を極める「受動的集中」と手の使い方|第80回テクニック勉強会の様子

やすいゆたか整体院の院長、安井豊のバストアップ写真 - 施術実績10万人以上の信頼と経験を持つ柔道整復師
院長:安井 豊

当院では、プロまたはプロを目指す方のための整体の勉強会を開催しています。今回で80回目の開催になります。

毎回参加者の顔ぶれにより、内容は臨機応変に変わります。でも整体を学ぶ上で大切なことは不変ですので、その基本から最前線の現場で使われるものまでを学びます。

施術における手の使い方と「受動的集中」

整体施術において、「手の使い方」はとても重要な要素のひとつです。

ただ触れるだけでなく、どのように意識を向け、どのような状態で手を使うかによって、施術の質や効果は大きく変わります。

今回、やすいゆたか整体院の整体勉強会では、当院独自の施術理論に基づき、「施術における手の使い方」をテーマに学びました。

特に、「受動的集中」という意識の使い方を深く掘り下げながら、繊細な施術ポイントの感覚を研ぎ澄ませる実習を行いました。

受動的集中とは?

一般的に、施術を行う際には「どうにかしよう」「良くしよう」と、能動的な意識が働きがちです。

しかし、当院の施術では、そのような「能動的な操作」ではなく、「受動的な集中」を大切にしています。

「受動的集中」による施術のポイント

  • 施術ポイントに繊細に手を触れることが大前提
  • 「何かをやろう」とせず、ただ観察するように手を使う
  • 施術者自身の無駄な緊張を取り除く
  • 施術ポイントを適切に感じ取ることで、自然に身体が整っていく

この意識の使い方を実践すると、施術者の無駄な力みが抜け、手を当てるだけで体が変化する現象が見られます。これは、施術ポイントが自然にいい状態へと向かい、その効果が神経を通じて全身へ伝わるためです。

その結果、全身の筋肉の緊張が解け、自律神経が整い、骨格の歪みまで調整されるという現象が起こります。

「手のひらのリラックス」が鍵

今回の勉強会では、特に手のひらを十分にリラックスさせることに重点を置き、実習を行いました。

手のひらにわずかでも余分な緊張があると、施術ポイントの状態を正しく感じ取ることができません。そのため、まずは手をリラックスさせる方法を学び、参加者同士で練習を重ねました。

参加者の声

これまで「しっかり触れなきゃ」と思っていたけど、逆に力を抜いたほうが身体が変わるのが驚きでした!

自分の手がリラックスすると、患者さんの体も自然とゆるんでいくのが体感できました。

能動的にやろうとせず、ただ観察するだけで変化する感覚が面白かったです。

施術者自身の意識と身体の状態が、施術効果を左右する

今回の学びを通じて、「施術をする側の身体の使い方や意識の持ち方が、施術そのものの効果を左右する」ということを改めて実感しました。

整体の技術は、単なる手技のテクニックではなく、施術者の意識や状態が大きく関わるものです。

やすいゆたか整体院の勉強会では、こうした「意識」「感覚」を重視した学びを深めていきます。

施術の技術だけでなく、施術者自身の在り方や意識の持ち方までを探求する場となっています。

整体のプロとしての施術力を高めたい方、施術の本質を学びたい方、感覚を研ぎ澄ませたい方にとって、当院の勉強会は貴重な機会となるはずです。

まとめ

「手の使い方」ひとつをとっても、そこには奥深い施術の本質が詰まっています。

今回の勉強会では、「受動的集中」を通じて施術ポイントを感じ取り、自然な調整を促すというアプローチを学びました。これは、整体技術を磨くだけでなく、施術者自身の在り方や感覚を研ぎ澄ます重要なステップでもあります。

今後も、学びを深め、より高いレベルの施術を目指していきましょう。

当院では、施術者自身が学び、成長し続けることが、ご来院される方へのより良い施術につながると考えています。この勉強会を通じて学んだ知識と技術を活かし、多くの方の健康をサポートしていきます。


この勉強会は私が一方的に技術や情報を伝える場ではなく、一緒に学ぶ場です。

少人数制で、現在は定員オーバーのため、募集を停止しています。

次回募集は未定です。

ご興味ある方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

次回募集の際に優先的にご案内いたします。

※勉強会は高い「質」を保つために、参加には一定の基準を設けさせていただいています。募集の際のご案内は参加確定ではありませんのでご了承ください。

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