【整体】テンセグリティで捉える人体の可能性と触れない「触診」|第78回テクニック勉強会の様子

やすいゆたか整体院の院長、安井豊のバストアップ写真 - 施術実績10万人以上の信頼と経験を持つ柔道整復師
院長:安井 豊

当院では、プロまたはプロを目指す方のための整体の勉強会を開催しています。今回で78回目の開催になります。

毎回参加者の顔ぶれにより、内容は臨機応変に変わります。でも整体を学ぶ上で大切なことは不変ですので、その基本から最前線の現場で使われるものまでを学びます。

テンセグリティ構造で捉える人体の可能性

今回の座学のテーマは「テンセグリティ」と「人体」。最新の科学的な視点を取り入れながら、整体施術に活かせる知識を深める学びの場となりました。

テンセグリティとは?

テンセグリティ(Tensegrity)とは、「張力(tension)」と「圧縮力(compression)」を組み合わせた構造システムを指します。

この概念は建築やデザインの世界でよく知られていますが、近年では人体の構造を理解する上でも注目されています。

筋肉、腱、骨が一体となり、バランスを保ちながら動く仕組みをテンセグリティ構造として捉えることで、従来の固定的な視点とは異なる、人体を動的で柔軟なものとしての理解が可能になります。

人体をテンセグリティ構造として捉える意味

今回の勉強会では、人体をテンセグリティ構造として考えることがどのように整体施術に役立つかを学びました。この視点を取り入れると、以下のような新しい理解が得られます。

1. 全体性の理解

各部位が独立しているのではなく、全身がつながり合いながら動いている。例えば、肩の痛みが実は足元のバランスから来ていることを見抜くヒントになります。

2. 力の伝達と分散

一部分の張力が他の部分にどのように影響を及ぼすかを理解することで、効率的な施術が可能になります。

3. 再発防止のアプローチ

痛みや不調の根本原因を捉え、体全体を調整する施術で、症状の再発を防ぐ方法が分かります。

座学の後は実技です。以前にもやった「触れない触診」の補足です。これは検査にも施術にも大切な感覚です。お一人ずつ丁寧に感覚を確認しました。

その他、基本の「姿勢」「呼吸」「意識」について、実際の施術への応用を学びました。

当院では、施術者自身が学び、成長し続けることが、ご来院される方へのより良い施術につながると考えています。

この勉強会を通じて学んだ知識と技術を活かし、多くの方の健康をサポートしていきます。


この勉強会は私が一方的に技術や情報を伝える場ではなく、一緒に学ぶ場です。

少人数制で、現在は定員オーバーのため、募集を停止しています。

次回募集は未定です。

ご興味ある方はお問い合わせフォームよりご連絡ください。

次回募集の際に優先的にご案内いたします。

※勉強会は高い「質」を保つために、参加には一定の基準を設けさせていただいています。募集の際のご案内は参加確定ではありませんのでご了承ください。

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