当院では症状だけにこだわらず、どうしたらその人が良くなっていくかを考えます。
体全体をみて、根本的に改善するための道筋を一緒に見つけていきます。
実際に来院された方の例を紹介していきます。
※このレポートは個人の体験であり、すべての人に同様の効果が出るわけではありません。
クライアント情報
- 40代 男性
- システムエンジニア
症状
- 左膝の痛み
- お皿の下側が痛む
- 体重をかけたときに特に痛い
経緯
- 一年ほど前に発症。
- 思い当たる原因は特にない。
- 整形外科で骨には異常ないと言われた。
- リハビリで習ったストレッチをしていたが効果を感じられず、やめてしまった。
- 少し痩せたほうがいいと言われて、5kg落としたが、痛みはあまり変わらない。
検査・施術
膝は体全体のバランスがとても影響する部分です。
全体を整えた上で、膝自体も精密な調整が必要になります。
お体全体をみせていただくと、骨盤・背骨に大きなゆがみが出ています。
膝に直接関係する部分としては股関節・膝関節・足首の動きに問題があります。また、太もも・ふくらはぎ・スネの筋肉も硬くなっていて、これも改善する必要があります。
まずは背骨・骨盤を整えます。
全体的なバランスを整えた後、股関節・膝・足首を調整します。
太ももの骨が内側にねじれ、スネの骨が外側にねじれています。
痛みのない独自の矯正法でねじれを直します。足首も外側に倒れるようになっているので、これも調整します。
これで脚の軸が整い、膝にも余計な負担が掛からなくなりました。
ご本人に膝の状態を確認していただくと、
「左脚でしっかり立てる感じがします!体重をかけても痛くないです!」
とお喜びいただけました。
経過報告
2回目
- 自律神経のバランスが乱れている。
- 背骨・骨盤のゆがみが少し戻っている。
- 股関節・膝・足首のゆがみが少しある。
- ふくらはぎ・スネの筋肉に硬さが戻っている。
- 太ももの筋肉は柔らかさを保っている。
- 膝の痛みは少し軽くなっている。
4回目
- 自律神経のバランスが少し乱れている。
- 背骨・骨盤に少しゆがみがある。
- 股関節・膝のゆがみが少しある。
- 足首は正常。
- ふくらはぎ・スネの筋肉は少し硬さがある。
- 太ももの筋肉は柔らかさを保っている。
- 膝の痛みが気にならない日が出てきている。
8回目
- 自律神経のバランスが少し乱れている。
- 骨盤に少しゆがみがある。
- 背骨は正常。
- 膝のゆがみが少しある。
- 股関節・足首は正常。
- ふくらはぎの筋肉は少し硬さがある。
- 太もも・スネの筋肉は柔らかさと保っている。
- 膝の痛みはほとんど気にならなくなったが、まれに痛むときがある。
10回目
- 自律神経のバランスは正常。
- 骨盤に少しゆがみがある。
- 背骨は正常。
- 膝・股関節・足首は正常。
- ふくらはぎの筋肉は少し硬さがある。
- 太もも・スネの筋肉は柔らかさと保っている。
- 膝の痛みはほとんど感じるときがない。
- たまに違和感を感じる程度になった。
メンテナンスフェーズへの移行
- 状態が安定してきたので、これ以降、再発防止と良いコンディションを保つためのメンテナンス的な通院に移行する。
- 仕事が忙しく、睡眠不足になりがちで自律神経の乱れが出やすい状況のため、継続的に様子をみていく。
- 自律神経と体全体のバランスに留意し2~3週に1回の通院で経過を観察していく。
まとめ
膝に痛みが出るときに、膝だけが悪くなっていることは、むしろまれなケースです。
膝は体全体のバランスの影響を特に強く受ける部分です。
バランスが崩れた結果として、膝に負担がかかりすぎて痛みが出てしまう場合がほとんどです。
なので膝の痛みを根本的に解消するためには体全体のバランスを整えることが必須です。
また、筋肉のコンディションには自律神経が深くかかわります。
自律神経を整えることも根本改善には外せない要素になります。
体全体のバランスと自律神経を整えることが、膝の痛みを根本的に解消する秘訣です。
1回だけで根本改善とはいきません。整ったお身体の状態をキープしていただくことが必要です。
どうしたらいいコンディションを保つことができるのかを一緒に考えて、実践していきます。
なかなかスッキリしない痛み・コリ・しびれでお悩みの方はぜひ当院にいらしてみてください。
一緒に根本改善を目指していきましょう!