seitai-yasui200704 
当院では症状だけにこだわらず、どうしたらその人が良くなっていくかを考えます。
体全体をみて、根本的に改善するための道筋を一緒に見つけていきます。
実際に来院された方の例を紹介していきます。
※このレポートは個人の体験であり、すべての人に同様の効果が出るわけではありません。
クライアント情報
- 30代 女性
- 妊娠8ヶ月
症状
- 腰から背中にかけて痛む
経緯
- 妊娠3ヶ月から腰が痛くなってきた。
- 産科に相談したが、腰痛は仕方がないと言われた。
- 7ヶ月目ぐらいから痛みが強くなり、自分でストレッチなどをしていた。
- 妊娠中に当院に通院していたという友人の紹介で来院。
検査・施術
妊娠初期からホルモンの影響で骨盤はゆるみ始めます。
元々の骨盤のバランスが悪いとさらに不安定になり、腰痛など様々な症状が出やすくなります。
妊娠中は元々の体のクセが強く出る時期だと言えます。
お体をみせていただくと、骨盤にねじれたようなゆがみがあります。その影響で背骨・股関節・膝・足首にもゆがみが出ています。
骨盤だけでなく、そのすべてを整える必要があります。
妊娠中のお体に強い刺激は禁物です。
極力お体に負担のかからない方法で各所を整えていきます。
神経の反射を利用し、ほぼ触れる程度の力加減で繊細な調整をします。
全体が整うと腰にかかる負担も減り、硬かった筋肉もウソのようにゆるみます。
バランスが整い、筋肉もゆるむと自然に痛みも軽減します。
立ち上がってご本人に状態を確認していただきました。
「痛みはまだ少しありますけど、腰はだいぶ楽になりました。体全体が軽くなった気がします！」
とお喜びの声をいただきました。
経過報告
2回目
- 自律神経のバランスが少し乱れている。
- 腰・背中の筋肉に硬さが戻っている。
- 骨盤のゆがみが少しある。
- 股関節・膝・足首は正常。
- 腰の痛みはかなり楽になっている。
4回目
- 自律神経のバランスは正常。
- 腰の筋肉は柔らかさを保っている。
- 背中の筋肉に少し硬さがある。
- 骨盤は正常。
- 股関節・膝・足首は正常。
- 腰の痛みはほとんど感じない。
- 寝起きに少し違和感がある程度。
メンテナンスフェーズへの移行
- 状態が安定してきたので、これ以降、再発防止と良いコンディションを保つためのメンテナンス的な通院に移行する。
- 出産間近なので7～10日ごとに様子をみていく。
まとめ
ホルモンの影響で、妊娠中も骨盤は不安定な状態になります。
妊娠前の体のクセやゆがみが顕著に出やすい時期です。
今回のケースでは、妊娠前のお体の状態がそれほど悪くなかったと推察されます。
そのため、妊娠中にも関わらず、比較的早期に体の状態が安定しました。
整った骨盤の状態でご出産を迎えられるよう、直前までサポートさせていただきました。
後に、「初産にも関わらず、助産師さんが驚くほどスムーズな出産でした！」とご報告をいただきました。
骨盤が整っているとお産が楽になります。
出産に向けて、骨盤が整った状態をしっかりキープしていきましょう！