当院では症状だけにこだわらず、どうしたらその人が良くなっていくかを考えます。
体全体をみて、根本的に改善するための道筋を一緒に見つけていきます。
実際に来院された方の例を紹介していきます。
※このレポートは個人の体験であり、すべての人に同様の効果が出るわけではありません。
クライアント情報
- 30代 女性
- デスクワーク
症状
- 手首の痛み、腱鞘炎
- 肩こり
経緯
- 4ヶ月ほど前から手首の痛みが続いている。
- 病院では腱鞘炎だと言われ、シップを貼っているが改善しない。
- 肩こりは慢性的で10代の頃から。
検査・施術
手首の腱鞘炎は、安静にしているだけでは改善しない場合があります。
手首だけではなく、お体を全体的にみていく必要があります。
この方の場合は、一目で体のバランスがかなり崩れていることがわかりました。
バランスが崩れていると、神経の伝達や血行が悪くなり、疲労の回復が遅れ、結果的に負担のかかる場所ができてしまいます。
手首に負担がかかり痛みが出ていますが、全体のバランスを整える必要があります。
詳しくみてみると、手首以外にも肘・肩・鎖骨・肋骨・背骨・骨盤にも問題があることがわかりました。
神経の反射を利用した繊細な調整を各所にしていきます。
全体のバランスが整い、手首の動きも良くなりました。
ご本人様にも確認していただくと、コップを持つ動作や手を付くと痛かったのが、ほとんど痛みを感じないぐらいになりました。
「手首はもちろんなんですけど、肩が軽いです!背が伸びた感じかします!」
とお喜びいただけました。
経過報告
2回目
- 自律神経のバランスが乱れている。
- 肘・鎖骨・背骨・骨盤のゆがみが戻っている。
- 手首・肩・肋骨は正常。
- 首・肩・前腕・背中の筋肉に硬さが戻っている。
- 手首の痛みは少し楽になっている。
- 肩こりも軽くなった感じがする。
4回目
- 自律神経のバランスが少し乱れている。
- 鎖骨・背骨・骨盤に少しゆがみがある。
- 手首・肘・肩・肋骨は正常。
- 首・背中の筋肉が少し硬くなっている。
- 肩・前腕の筋肉は柔らかさと保っている。
- 手首の痛みはまだ少しあるが、日常生活に支障はなくなった。
- 肩こりはさらに楽になってきている。
6回目
- 自律神経のバランスが少し乱れている。
- 骨盤に少しゆがみがある。
- 手首・肘・肩・鎖骨・肋骨・背骨は正常。
- 首の筋肉が少し硬くなっている。
- 肩・前腕・背中の筋肉は柔らかさと保っている。
- 手首の痛みはほとんど気にならなくなった。
- 肩こりも気にならなくなった。
メンテナンスフェーズへの移行
- 状態が安定してきたので、これ以降、再発防止と良いコンディションを保つためのメンテナンス的な通院に移行する。
- 仕事が忙しく、自律神経の乱れが出やすい状況のため、継続的に様子をみていく。
- 筋肉が緊張し、体のバランスが乱れると、手首の痛みも肩こりも再発の可能性が高くなる。
- 2~3週に1回の通院で、良いコンディションが保てるように経過を観察していく。
まとめ
手首の痛み・腱鞘炎は、手首や痛みの出ているところだけをケアしいても、なかなか改善しないことがあります。
その場合は、体全体のバランスにも留意し、適切なケアをする必要があります。
また、自律神経の乱れによる筋肉の緊張や、血行が悪い状態も回復を妨げます。
自律神経を整えることも大切な要素です。
1回だけで根本改善とはいきません。整ったお身体の状態をキープしていただくことが必要です。
どうしたらいいコンディションを保つことができるのかを一緒に考えて、実践していきます。
なかなかスッキリしない痛み・コリ・しびれでお悩みの方はぜひ当院にいらしてみてください。
一緒に根本改善を目指していきましょう!