当院では症状だけにこだわらず、どうしたらその人が良くなっていくかを考えます。
体全体をみて、根本的に改善するための道筋を一緒に見つけていきます。
実際に来院された方の例を紹介していきます。
※このレポートは個人の体験であり、すべての人に同様の効果が出るわけではありません。
クライアント情報
- 50代 男性
- デスクワーク
症状
左のお尻から太ももにかけての痛みとしびれ
経緯
- 2年前に発症。
- 整形外科で坐骨神経痛だと言われた。
- そこの整形外科で、電気治療、マッサージ、ストレッチなどをやるリハビリに一年半ぐらい通った。
- 一時期、症状が落ち着いていたが、最近になって痛みとしびれが再発してきた。
- これ以上ひどくなってくると困るので、もう少し根本的な改善を目指し、当院に来院。
検査・施術
検査をしてみると、左足のつま先を上げる筋力が低下しています。
これは腰から足にかけての神経(坐骨神経)に不調が出ているということです。
力がうまく入らない、反応が遅れるといった症状が出ています。
これは低い段差でもつまずきやすくなり、転倒のリスクも高まります。
おそらく放っておくと、どんどん筋力は低下していきますので、早期の対応が必要です。
坐骨神経だけでなく、腰から足にかけての神経全般の働きを改善していく必要があります。
坐骨神経は、人間の体で最も太くて長い神経で、腰の部分から足に向かって走っています。腰部の脊髄から出た神経根が集まり、坐骨神経となって骨盤を通り、お尻から太もも、ふくらはぎ、そして足まで広がっています。
この神経が圧迫されたり、炎症を起こしたりすると、「坐骨神経痛」という症状が現れ、腰から足にかけて痛みやしびれが出ることがあります。このような症状は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、筋肉の緊張などが原因で発生することが多いです。
あまり知られていないことですが、下半身の神経のコンディションにも自律神経が深く関わっています。
自律神経の機能が低下すると、腰や脚にも症状が出てきます。
腰や脚の筋肉をマッサージやストレッチなどでほぐすのもある程度の効果は見込めます。
しかし、根本的には自律神経の機能を回復する必要があります。
腰や脚だけでなく、おなかや首、頭にも触れて全身を整えていきます。
施術後確認すると、左足も右足と同程度に力が入るようになりました。
立っていただくと
「楽になりました!痛みは少しありますが、左脚がスッキリして、しっかり地面についている感じがします!」とお喜びいただけました。
経過報告
2回目
- 自律神経のバランスがやや乱れている。
- 背骨のゆがみが少しある。
- 骨盤のゆがみが少しある。
- 左脚の太もも・ふくらはぎの筋肉にやや硬さがある。
- 左脚の筋力は改善傾向にあるが、まだ弱い。
- お尻から太ももにかけての痛みはあまり感じなくなった。
- しびれはまだある。
4回目
- 自律神経のバランスがやや乱れている。
- 背骨のゆがみが少しある。
- 骨盤のゆがみが少しある。
- 左脚の太もも・ふくらはぎの筋肉にやや硬さがある。
- 左脚の筋力は改善傾向にあるが、まだ弱い。
- お尻から太ももにかけての痛みがときどき出る。
- しびれは少し弱くなった感じがする。
8回目
- 自律神経のバランスがやや乱れている。
- 背骨のゆがみが少しある。
- 骨盤のゆがみが少しある。
- 左脚の太もも・ふくらはぎの筋肉にやや硬さがある。
- 左脚にしっかり力が入るようになってきた。
- お尻から太ももにかけての痛みが少しだけある。
- しびれはまだあるが、気にならないときもある。
12回目
- 自律神経のバランスは正常。
- 背骨のゆがみが少しある。
- 骨盤のゆがみはない。
- 左脚の太もも・ふくらはぎの筋肉にやや硬さがある。
- 左脚の筋力は十分に回復した。
- お尻から太ももにかけての痛みとしびれはほとんど気にならなくなった。
- 少しだけ違和感はある。
メンテナンスフェーズへの移行
- 状態が安定してきたので、これ以降、再発防止と良いコンディションを保つためのメンテナンス的な通院に移行する。
- 坐骨神経痛に限らず「しびれ」というのは、症状が出たときには体の状態がかなり悪くなっていることが多い。今回のケースでも、良いコンディションを保つためには、慎重に経過を観察していく必要がある。
- メンテナンスフェーズではあるが、まずは1週間に一度の通院を続けて、徐々に間隔を空けていくようにする。
1回だけで根本改善とはいきません。整ったお身体の状態をキープしていただくことが必要です。
どうしたらいいコンディションを保つことができるのかを一緒に考えて、実践していきます。
なかなかスッキリしない痛み・コリ・しびれでお悩みの方はぜひ当院にいらしてみてください。
一緒に根本改善を目指していきましょう!