当院では症状だけにこだわらず、どうしたらその人が良くなっていくかを考えます。
体全体をみて、根本的に改善するための道筋を一緒に見つけていきます。
実際に来院された方の例を紹介していきます。
※このレポートは個人の体験であり、すべての人に同様の効果が出るわけではありません。
クライアント情報
- 50代 男性
- デスクワーク PC作業が多い
症状
- 20年前ぐらいからの腰痛
- 良くなったり悪くなったりを繰り返している
- 腰の左側がいつも痛くなる
- 特に、ずっと座っているときに痛む
- 今は座って20分ぐらいで辛くなってしまう
経緯
- 30代前半、20年ぐらい前から腰痛に悩まされてきた
- 痛みがひどくなると整形外科に行くが、特に異常はないと言われてきた
- 痛み止めとシップでなんとかやり過ごしてきた
- 年齢とともに、だんだん悪くなって行く感じがして不安になってきた
- デスクワークなのでこのままでは仕事にならなくなってしまう
- これ以上ひどくなってくると困るので、この際しっかり改善したいということで当院にご来院された
検査・施術
お身体をみせていただくと、確かに腰の左側の筋肉がかなり硬くなっています。
腰周辺の筋肉の中でも、特に硬くなっている筋肉がありました。
広背筋といって、肩から腰までつながっている筋肉です。
左右でかなり硬さに差があります。
腰周辺だけでなく、左の肩甲骨付近まで硬くなっています。
この広背筋が硬くなる原因は、実は首にあります。
なぜなら、この筋肉には首から神経が来ているからです。
胸背神経は、広背筋に直接つながり、背中の大部分をカバーし、腕を引いたり、肩を動かしたりする動作に関与しています。この神経が損傷すると、広背筋の働きが弱まり、腕を引く動作が困難になることがあります。
首の状態を調べてみると、やはり問題がありそうです。
首全体が固まっているような感じで、動きがかなり悪くなっています。この状態では広背筋につながる神経の伝達がジャマされてしまいます。
すると筋肉の状態も悪くなり、硬くなってしまうんです。
まずはこの首の状態から改善していきます。
神経の伝達が良くなるように、ごくわずかな刺激で首を整えました。
そうすると、首の動きは良くなったので、先ほどの広背筋もチェックしていきます。
左右差がほとんどなくなり、硬かった部分も十分に柔らかくなっています。
ご本人にもハッキリわかるぐらいの変化が出ました。
その後、細かい部分も含め全身を整えて、この日の整体は終了です。
イスに座っていただき、今後の注意事項などをお伝えしていると
「あれっ?いつもの腰の違和感がなくなっています!」驚きとともに喜んでいただけました。
今回の場合、なかなか良くならなかった腰痛の主な原因は首にあったようです。
腰だけを施術しても十分な改善が見込まれないケースです。
経過報告
2回目
- 自律神経のバランスがやや乱れている。
- 首の動きが少し悪くなっている。
- 骨盤のゆがみが少し戻っている。
- 広背筋が硬くなっている。
- 腰の痛みは軽くなったが、まだ残っている。
4回目
- 自律神経のバランスがやや乱れている。
- 首の動きが少し悪くなっている。
- 骨盤のゆがみが少し戻っている。
- 広背筋は柔らかくなってきた。
- 腰の痛みが気にならなくなった分、肩こりが気になるようになった。
8回目
- 自律神経のバランスは正常。
- 骨盤のゆがみはない。
- 首の動きは正常。
- 広背筋は柔らかさをキープしている。
- 腰の痛みを感じることはほとんどなくなった。
- 稀に腰に違和感を感じることはある。
- 肩こりは気にならなくなった。
メンテナンスフェーズへの移行
- 状態が安定してきたので、これ以降、再発防止と良いコンディションを保つためのメンテナンス的な通院に移行した。
- 症状が出てから年月が経っているので、慎重に通院の間隔を空けていく予定。2週間に一度の通院でしばらく様子をみていく。
1回だけで根本改善とはいきません。整ったお身体の状態をキープしていただくことが必要です。
どうしたらいいコンディションを保つことができるのかを一緒に考えて、実践していきます。
なかなかスッキリしない痛み・コリ・しびれでお悩みの方はぜひ当院にいらしてみてください。
一緒に根本改善を目指していきましょう!