当院では症状だけにこだわらず、どうしたらその人が良くなっていくかを考えます。
体全体をみて、根本的に改善するための道筋を一緒に見つけていきます。
実際に来院された方の例を紹介していきます。
※このレポートは個人の体験であり、すべての人に同様の効果が出るわけではありません。
クライアント情報
- 50代 男性
- デスクワーク
- 仕事で車の運転
症状
- 左足のしびれ
- おしりから太ももにかけて
経緯
- 1年ほど前から左足がしびれるようになってきた。
- 特におしりから太ももの裏側にかけて、痛みとしびれを強く感じる。
- 左足にうまく力が入らない感じがする。
- 腰痛はもともとあった。20年以上前から慢性的になっている。
- 整形外科にときどき行くが、骨に異常はないと言われている。
- 今回のしびれは坐骨神経痛だと言われた。
検査・施術
仰向けで脚を伸ばしたまま上げる動きで、左足に顕著な筋力低下が見られます。
お体全体をみていきます。
骨盤、股関節、足首のゆがみが目立ちます。背骨の動きも悪く、特に首が固まっています。
筋肉は首の両側、右肩、左背中、左おしり、右の太もも、右のふくらはぎが硬くなっています。
骨格のゆがみと筋肉の硬さは、関連はありますが必ずしも一致はしません。
体全体のバランスが整うように調整していきます。
骨盤、股関節、足首に繊細な調整をしました。
骨格のバランスが整うと、神経の伝達や血行も改善されるので、自動的に筋肉も柔らかくなりますし、筋力も正常になります。
最後に首と頭蓋骨を微調整して終了です。
左足を上げていただくと、しっかり力が入るようになりました。
立って確認していただくと、
「少し違和感はありますが、しびれと痛みはほとんど感じません。足が軽くなった感じがします!」
とお喜びいただけました。
経過報告
2回目
- 自律神経のバランスが乱れている。
- 骨盤・股関節・足首のゆがみがが戻っている。
- 首・右肩・左背中・左おしり、右の太もも、右のふくらはぎの筋肉の硬さが戻っている。
- 左脚の筋力はやや回復している。
- おしりから太ももの裏側の痛みとしびれは少し楽になった。
4回目
- 自律神経のバランスが乱れている。
- 骨盤のゆがみが戻っている。
- 股関節・足首のゆがみが少し戻っている。
- 首・右肩・左おしりの筋肉の硬さが戻っている。
- 右の太もも・右のふくらはぎの筋肉は柔らかさを保っている。
- 左脚の筋力はゆるやかに回復している。
- おしりから太ももの裏側の痛みとしびれは2回目から現状維持。
8回目
- 自律神経のバランスがやや乱れている。
- 骨盤のゆがみが少しある。
- 股関節・足首のゆがみが少しある。
- 首・右肩・左おしりの筋肉の硬さが少しある。
- 右の太もも・右のふくらはぎの筋肉は柔らかさを保っている。
- 左脚の筋力はゆるやかに回復している。
- おしりから太ももの裏側の痛みとしびれは範囲が狭くなってきた。
- おしりの痛みとしびれがピンポイントになった。
- 太ももの裏側は違和感程度になった。
18回目
- 自律神経のバランスは正常。
- 骨盤・股関節・足首のゆがみはない。
- 首・右肩・左おしりの筋肉の硬さが少しある。
- 右の太もも・右のふくらはぎの筋肉は柔らかさを保っている。
- 左脚の筋力は右脚と同程度まで回復した。
- おしりから太ももの裏側の痛みとしびれはほとんど感じなくなった。
- 違和感程度はある。
メンテナンスフェーズへの移行
- 状態が安定してきたので、これ以降、再発防止と良いコンディションを保つためのメンテナンス的な通院に移行する。
- 仕事がハードなので、疲労がたまらないように自律神経と体のバランスを継続的に整えていく。
- また、左脚の筋力低下に留意する。2~3週に一度の通院で経過観察していく。
まとめ
坐骨神経痛は発症したときには体全体の状態がかなり悪くなっていることが多く、根本的な改善には時間がかかる傾向があります。
今回のケースでも、改善は一進一退で、安定するまでに通院回数と期間が比較的多くかかりました。
お仕事がハードで睡眠時間も十分に取れない中、それでも諦めずに粘り強く取り組んでいただいたことが根本的な改善につながりました。
1回だけで根本改善とはいきません。整ったお身体の状態をキープしていただくことが必要です。
どうしたらいいコンディションを保つことができるのかを一緒に考えて、実践していきます。
なかなかスッキリしない痛み・コリ・しびれでお悩みの方はぜひ当院にいらしてみてください。
一緒に根本改善を目指していきましょう!